こんにちは。カラシソエル(@karashisoell)です。
記念すべき一つ目の文具紹介記事です!
最初の記事なので何にするかとても迷いましたが、PILOTの「 Vコーン 」に決めました。
Vコーン のすばらしさを紹介していきますよ~。
さらさらとした水性インクの描き心地
Vコーン は直液式(ちょくえきしき)の水性染料インクのボールペンです。
直液式とは、万年筆のようにさらさらとした液体のインクが入っていることを言います。そのため、ペン軸を傾けると中でインクが流れる様子が見えます。このわくわくを届けるため(かどうかは分かりませんが)ペン軸が少し透けているんです。
この液状のインクのおかげでさらさらとした軽い筆記感を味わうことができるのです。また、液状インクは粘度が低いので軽い力で書けるのにインクがしっかりと紙に載ります。
軽く濃い線が引けるので描いていてとても気持ちいいんです。
グリップ部分を光にかざしてみると、ジャバラ構造が透けて見えます。かっこいいですね。ペン先に流れるインクの量を調節する役割をもった部分です。ここもスケルトンにしてくれるなんて、さすがパイロットさん。万年筆のペン芯を連想させます。
また、こちらの写真からも分かりますが、Vコーン のペン先は割とスリムな形になっています。細かい部分を描くときなど視界がすっきりしていてストレスがありません。
以外と少ない、耐水性のあるボールペン
水性や染料と聞くと水に弱いイメージがありますが、Vコーン のブラックは乾くと耐水性があるんです。最近よく見るゲル(ジェル)インクのペンは水をつけると滲んでしまうものが多いので耐水性のあるボールペンはちょっと珍しいです。
私はイラストを描くときに水彩絵の具で色をつけたりしますが、Vコーンで描いた線は濡れた筆でこすってもインクが滲まないのです。※筆でごしごしすると滲むので注意。
そこで他の画材はどうなんだろう?と思い簡単な実験をしてみました。
Vコーン で書いた線の上を水彩絵の具、アルコールマーカー(トゥーマーカー コピックチャオ)、水性ペン(トンボ プレイカラー2)で塗りました。紙は私の好きなミドリのMDペーパーです。
スーっと線の上を塗るだけならどれも問題なさそうです。ただ、水性ペンでごしごし同じところをこするとインクの色が浮いてきています。一度塗って、乾いてからまた上塗りするという方法だと問題ありませんでした。アルコールマーカーに関してはまったく滲みませんでした。
イラストの線画には結構幅広く使えそうです。
耐水性があるペンは日常使いでも活躍します。手帳やメモに水滴が飛んで滲んでしまった!ということもなくなりますし、予定を書き込んだ上からカラーペンでマーキングしてもへっちゃらです。
こんなにすごいのにリーズナブル
さらさらと軽い力でくっきり濃い線が書けて、しかも乾くと耐水性もある。
こんなに実用性が高いペンですが、値段はなんと税抜き100円。おどろきのコストパフォーマンスですね。
まとめ「 PILOT Vコーン 」
- 直液式でさらさら軽く描ける
- ペンの中のインクの動きを楽しめる
- 乾くと耐水性がある(黒インクのみ)
- 100円で買える最強コスパ
PILOT公式サイト:http://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/water_based/vcorn/
↑Vコーン と水彩で描いてみました!
おまけ:廃盤になってしまった顔料タイプ
正式な名前は「 Vコーン C 」。
数年前に廃盤になってしまい、今ではめったに売っていないので私が持っているのは赤のみです。以前、個人経営の小さな文具屋さんに入ったときに現行のVコーンに混ざって1本だけ残っていたものを購入しました。
Vコーン Cは顔料インクを使っていて耐水性・耐光性があります。値段は税抜き150円でした。
キャップが透明で軽やかな雰囲気。現行の Vコーン とのデザイン的な大きな違いはクリップ部分です。
金属のクリップの先端に樹脂の玉がくっついている形状です。クリップに「PILOT」と縦書きで刻印しているあたり、パイロットの万年筆っぽい。なんかレトロな感じでかわいいですよね!このデザインは残してほしかったなーと強く思います。
上: Vコーン
下: Vコーン C (廃盤商品)