イラストレーターがiPadのMagic Keyboard を導入した話

イラストレーターがiPadのMagic Keyboard を導入した話
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私にとってのiPadはイラストを描くための板でした。そう、 Magic Keyboard を付けるまでは。

ついこういう言い回しをしたくなってしまいますね。笑
先日iPad用の Magic Keyboard を導入しました。使い勝手向上や汚れ防止のために追加したものなどを紹介しようと思います。

なぜiPadにキーボードを付けたくなったのか

私は本業でイラストレーターをしているのですが、イラストを描く以外に、スケジュールの管理やクライアントとのやり取り、WEBサイトの管理などでも多くの時間を使います。(よければプロフィール記事もどうぞ)

デスクで腰を据えて作業するのもいいですが、気分転換に場所を変えるのも集中力キープには大切。
iPadはノートPCよりもさらに気軽に持ち出せる気がします。そんなiPadでイラスト以外の作業も進められたら良さそう!と思って導入を検討し始めました。

Apple Magic Keyboard (iPad用) ホワイト

Magic Keyboard
Magic Keyboard 箱

私はApple Storeでホワイトを購入しました。34,980円。真っ白なホワイトです。きれい。
ちなみに私はPCと合わせてUS配列にしました。(シンプルでかっこいい上に慣れると普通に使える)
色々な方が言っていることですが、汚れが目立つことは間違いありません。

真っ白で底面が特に汚れそう

Magic Keyboard 底面

汚れも勲章────
そう自分に言い聞かせてホワイトの購入ボタンを押しました。

私のお仕事デスクの天板はブライワックスを塗ったものです。ちょっとでも擦れようものなら何でも瞬時に茶色くしてくれます。
Magic Keyboard の真っ白な底面はどう考えてもやばい、そう思いました。
汚れも勲章…ですがあまりにすぐ汚れるのは悔しいので対策を講じました。

作業効率と汚れ防止のため Magic Keyboard に貼ったもの

Magic Keyboard に貼ったもの

私が Magic Keyboard の底面に貼ったのはこの二つです。 

・MOFT 超薄型ノートパソコンスタンド ミニ (シルバー)
・3M いつでもはがせるクッションゴム 7.9×2.2mm 丸形

それぞれ選んだ理由を説明します。

MOFT 超薄型ノートパソコンスタンド ミニ (シルバー)

こちらの動画でMOFTを知って、これだ!と思いました。

MOFTのメリットはこちら。
・キーボードが打ちやすい角度になる
・底面を机などに直に置かなくて良くなるので汚れ防止になる
・イラストを描くときの角度にも合うのでスタンドとしても使える

ただし、平岡さんの動画で説明がある通りノリの跡が残るという代償が…ここは覚悟を決めるのみ。
ミニにした理由は、傾斜角度が10度の1種類あれば十分だと感じたからです。通常のMOFTは15度と25度で切り替えが可能ですが、25度で使うことは私はなさそうなので。しかもミニの方が軽量です。

3M いつでもはがせるクッションゴム 7.9×2.2mm 丸形 20粒 CR-01

MOFTで傾斜をつけた時、手前の底面はノーガードです。手前底面を守るため足をつけることにしました。

ゴム足のメリットは以下。
・MOFTで後ろを持ち上げたとき、キーボードの手前底面が机に触れるのを防ぐ
・キーボード入力中の本体の後退を防ぐ
・MOFTを立てないときの前後のグラつきを抑える(これの効果は微妙でした…)

「いつでもはがせる」という商品名なので粘着力が心配でしたが割としっかりくっつきます。
こちらもノリ跡が残るという可能性がありますので貼る際は自己責任で…

これで底面の汚れを気にせずに使う準備が整いました!やったー!

Magic Keyboard MOFT MINI

イラストとテキストワークの両立

序盤で記載したように、これまで通りイラスト制作に使いつつテキストワークもこなせるiPadになってもらうためMagic Keyboardを導入しました。
導入前の調べで「 Magic Keyboard とイラストは相性が悪い」という情報もいくつか見ましたが、導入に踏み切った私の使い方はこちら。

〜 イラスト制作時の使い方 〜
MOFTを立ててiPadを外します。(マグネットなのでワンタッチで外れます◎)
Magic Keyboard を閉じてその上にiPadを置きます。キーボードの厚みが少し気になりますが、MOFTのおかげで適度な傾斜で描くことができます。

イラストを描くとき
イラストを描くとき

Magic Keyboard を閉じないで、キーボードにiPadを直置きもアリだと思いました。状況によっては蓋部分が日除けになて画面が見やすかったり。

イラストを描くとき

どちらも気分転換や緊急時の対応には十分なレベルです。
※がっつり長時間作業の時はスマートフォリオタイプのケースに変えたりすると思います。

打ちやすい物理キーボード、イラストに適した傾斜、iPadにくっついているものだけで完結できる、というポイントを抑えられて大満足です。

残った問題

今回のカスタマイズ(と呼べるのか?)における問題点です。

・底面にMOFTのノリ跡が残る(ゴム足のノリ跡も残るかも。貼ったばかりで未検証です…)
・MOFTを立てないで使う場合、ゴム足を付けても少しぐらつく
・iPadの上部をタッチしたときの安定感が少し悪くなる(簡単に倒れるほどではない)
・ミニマルさが低下する

まとめ

多少気になる点もありましたが、理想の作業ツールにかなり近づけたのでOK!と思っています。
導入から一週間ほど経ちますがiPadの活用範囲が大きく広がったことを実感しています。電源いらずのキーボードはもちろん、トラックパッドがめちゃめちゃ便利。
この記事もPCとiPadで半々くらいの割合で書きました。

イラストレーターにも Magic Keyboard は意外とよかった、というお話でした。

Magic Keyboard

iPadのためのキーボード – Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/ipad-keyboards/

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